NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜後8・00)で俳優の高橋一生(36)が演じ、壮絶な最期を迎えた小野政次を追悼する異色のアルバム「鶴のうた」が反響を集めている。

 幼少期・鶴丸時代から主人公・井伊直虎柴咲コウ)とともに過ごしてきた井伊家の筆頭家老・政次。1人で矢面に立って井伊家を守り続けたが、20日放送の第33話で磔(はりつけ)の刑に。壮絶な最期を遂げ、インターネット上で「政次ロス」が発生した。

 その政次の魂を慰める“鎮魂歌”として、緊急特盤「鶴のうた」が23日にソニー・ミュージックからリリースされた。放送直後の20日夜からCDの発売告知をSNS上で行うと、翌21日からレコード店やインターネットでの予約が殺到。あまりの反響に初回盤を追加生産することが急きょ決まったという。

 発売日初日の23日から店頭でも品切れ状態が続くなど、約1万枚の入荷待ちとなっている。ソニー・ミュージックは同社のサイトで「予想を遥かにこえる大反響をいただき感謝申し上げます。政次を愛するファンの方々の熱い想いにお答えすべく、CDを鋭意追加生産中です。特殊仕様のために通常より生産にお時間をいただき、お待たせしてしまうことは大変心苦しく申し訳ございませんが、一刻も早くお客様にお届けできるよう尽力いたしますので、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます」とコメント。

 政次が生を全うするまでを全14曲で描く。辞世の句と幼少から親しんだ禅語「百尺竿頭進一歩」を高橋自身の朗読と「直虎」の音楽を担当している作曲家・菅野よう子氏の音楽でつづる涙の追悼企画。初回仕様として小野政次フォトブック「政次 命」(全24ページ)が封入されている。

 同社によると、事前に台本を読んだ菅野氏があまりの衝撃に「政次ロス」に。CDの内容、仕様含め、自ら企画立案した。「本当に政次を愛する人と共に哀悼の意を捧げたい」という気持ちが込められた。